2023/09/05 解決事例
多数人(9人)の相続放棄
相談前の状況
被相続人の姉からの相談でした。被相続人は、親戚付き合いをしておらず、相談者もたまたま亡くなる1年くらい前に、被相続人から連絡をもらい、その後も、1・2度あった程度しか付き合いをしていませんでした。あるとき、被相続人が、救急搬送され、相談者を連絡先としていたことから、相談者が、被相続人が亡くなるまで、病院に見舞いに行ったりしていました。被相続人が亡くなった後、片付けをしていたところ、公租公課の滞納や多額の借金があることが判明したことから相談に来られました。
対応策
被相続人の相続人の調査を行ったところ、離婚した配偶者との間に子供がいることが判明したため、連絡をとり、事情を説明したところ、相続放棄の手続きをとりたいとのことであったため、手続きを代行しました。その後、次順位の相続人の調査(被相続人の兄弟姉妹や代襲相続人)をしたところ、総勢で9名にのぼりました。全員に連絡を取り、事情を説明したところ、全員、相続放棄の手続きをとりたいとのことであったため、手続きを代行しました。
ひとこと
思いもかけず、相続人が多数いることとなった事案でした。相続人それぞれの思い(付き合いもなかったのに、借金だけ残すなんて・・・等。)をお聞きするのが主な案件でした。戸籍等の取り寄せには手間がかかりましたが、全員が相続放棄をする意向でしたので、手続き自体は、さほど困難ではありませんでした。